骨盤は本当にズレるの?骨盤矯正で本当に解決するの?
- 結論としては骨盤自体がズレるということはあまりないと考えられています。
というのは、骨盤は強靭な靭帯で固定されているので骨盤自体がズレるという事はほとんどありません。ズレがあったとしても1ミリ2ミリ程度で目で見てわかるようなズレではありません。そしてもし骨盤自体にズレがあったとして、それを手の力で治せるのなら、座った時などに体重が掛かれば、手の力より大きいのでまたすぐにズレてくるはずですよね!?

- ではよく聞く骨盤のズレとは?
よく聞く骨盤のズレとは、姿勢や偏った体の使い方によって、よく使う方の筋肉に引っ張られ骨盤の高さや前後に差ができている状態です。


ただ日常生活するうえで前後左右の筋肉を等しく均等に使えている人はいませんので骨盤の前後左右の傾きは全員あります。そして骨盤の傾き自体は痛みの原因ではありません。実は私も学生時代にラグビーをしていて偏った体の使い方をしていたので骨盤は前後左右均等の高さではありませんが腰に痛みは出ていません。
痛みが出るのは骨盤の傾きではなく多くの場合は骨盤が傾くような偏った姿勢や体の使い方によって筋肉も偏った負担がかかり筋肉が緊張したり弱くなることで痛みにつながります。ですから骨盤の前後左右の傾きが痛みの原因とする考え方は専門家の間ではあまり説得力がありません。
- まとめ
骨盤自体がズレるという事はほとんどありません。
そもそも骨盤が前後左右均等の人はおらずそれ自体が問題ではない
問題は骨盤が傾くような姿勢や体の使い方によって筋肉が緊張したり弱くなったりして痛みが出ているので骨盤の前後左右の傾きが痛みの原因ではなく結果的になります。
どうすればよいのか?
姿勢やバランスが悪くなって緊張している筋肉は緩めたり弱くなっている体幹のインナーマッスルなどを鍛えていく事で痛みの出にくい体になっていきます。
当院では姿勢や筋肉・体幹の筋肉に対しての施術も行っていますので気になる方はご相談ください。