脊柱の柔軟性 ⇒ 脊柱の文節的運動についてご説明させていただきます!
〇脊柱の文節的運動とは
文節とは
全体をいくつかの区切りに分けること。またその区切り。
簡単にお伝えすると脊柱を1本の骨の柱としてではなく、
一つ一つの関節として動かすことです。
釣り竿のようなしなる背骨か金属バットのような硬い背骨では
どちらの方が体にとって負担が少ないでしょうか?
正解は
一見頑丈な金属バットのような背骨の方がよさそうですが
実はしなやかに曲げ伸ばしができる釣り竿のような背骨の方が体にとって負担が少ないのです。
しなやかにシナリ動くことで荷重や負担を分散することができるからです。
人の体は土台となる脊柱があり、その上に筋肉がついています
この筋肉には表面の筋肉(浅層筋)と奥深(深層筋)があります
深層筋は背骨一つ一つに付着しているため、釣り竿のような文節的で滑らかで細かく繊細な動きに関与しています。
一方、浅層筋は基本的に背骨をいくつかマタイで部分的に付着しているため、繊細な動きは苦手で金属バットの様に大きな力を発揮する時に働く特徴があります。
本来この深層筋と浅層筋は互いに協調しあって、求められる動きに応じて
背骨を絶妙にコントロールしています。
しかし、
日常生活の中で同じ姿勢、同じ動作を繰り返している方や高齢者の方は
浅層筋が過剰に働いてしまい深層筋を使う本来の協調運動が行われていないため金属バットのような硬い背骨になってしまっています。
その状態が長く続くと背骨は体の中心で土台になるので脊柱が硬いと日常生活のなかで負担が分散できず少しの衝撃や
動作ですぐに痛みを引き起こしてしまいます。
背骨の文節的運動ができないことであらゆる体のトラブルが出てきてしまいます。
例えば
椎間板ヘルニア ギックリ腰 坐骨神経痛 脊柱管狭窄症
頭痛 肩こり 50肩 自律神経症状 膝や股関節の痛み
など色々な症状に関連してきます。
ではなぜそのような金属バット状態になるまで固まってしまうかというと
自分の背骨の動きが文節的に動けているかわかる人は専門家でもない限りほとんどわからないからです。
そして少し硬くなってもすぐに痛みが出るわけでもないので気が付かないうちに固まってしまいガチガチになってしまいます。
また単純なストレッチや筋トレをしただけでは治らないことが多く背骨一つ一つを意識して動かせているか意識して修正していかないとなかなか改善されません。
ですが背骨の動きが出せるようになると普段から体の疲れ具合や動きの軽さが全然違ってくるのでとても快適になってきます。
もし今現在体の不調でお悩みの方や色々治療院に行ったが改善していない方は背骨の文節運動が問題になっているかもしれません。
実際、当院に来院される患者様の多くは色々な治療院にいったが結局一時的に楽になるがすぐに痛みが戻ってしまうという方がたくさん来院されます。
それの1つの原因は背骨の文節運動が改善されていない問題があります。
いくら歪みを整えても マッサージで筋肉を緩めても背骨の本来の動きである文節運動ができない状態では、負担が掛かりやすい状態なので痛みが戻ってしまいます。
もし気になる方は一度当院にご相談下さい!
患者様にとって良い気づきやキッカケになる事がお伝えできればと思います